スタッフブログ
「ボタン」って何語かご存じですか?
みなさま、こんにちは。
冬ならではの吐く息の白さも、今年は見えません。今回ブログ担当の(ま)です。
先日、銀座の“MITAKE BUTTONS”に行ってきました。
皆さまご存じの、服についているあのボタンの専門店で、
銀座通りから少し外れたところにあるビルの4階、
知らなければ行きつかないような、ひっそりと佇むお店です。
広くはない店内ですが、壁の3面とショーケースの中まですべて、ボタンです。
壁そのものが引き出しになったような大きさの棚に、
素材や色ごとに分けられてボタンが入っており、
見本のボタンが気になったら自分でその引き出しを開けて自由に選べます。
もう手に入らないような古いものや、アクセサリーのように装飾性に富んだもの、
一見シンプルでもよく見ると他にはないようなボタンもたくさんあります。
真鍮製のものや天然素材でつくられたものなどは一つひとつ形や表情も違い、
同じボタンでも大きさの違うものもあるので、心惹かれるボタンに必ず出会えると思います。
ボタンを合わせたい服を持って行ったりすると、
店主さんが様々な提案や自分では見つけられなかったような
ボタンを見せてくださったりもします。
お気に入りの服がある方は多いと思いますが、
ボタンまで気に入っている、という方は少ないのではないでしょうか?
元々のボタンを付け替えてもいいですし、
胸ポケットなどに新しくワンポイントで飾りとして付けて楽しむ、
といった遊び心溢れるお洒落も出来ます。
お気に入りが更に好きになったり、こんなのもあるんだ、と楽しみが増えて素敵ですよね。
造りが凝ったものや目立つものはアクセサリーなどのパーツとしても使えそうです。
骨董品のような味わいのあるものも多いので、
観賞用として購入される方も多いそうです。
私自身、幼少期からビーズや海ガラス、
気に入った石などを集めては眺めているのが
大好きな子供だった(そのまま大きくなりました)ので、
店内を見回したり気に入ったボタンを手に取ると、
あの頃の、手芸屋や砂浜で宝物を見つけたときのような、
小さく弾ける喜びと、美しさに出会えたことへの感動に胸が震えます。
当日着ていったシャツに合わせ選んだボタン、
とってもとっても気に入っているのですが、
まだ少しの間だけ、眺めるために、
付け替えないでおこうかな、と思っています。
皆さまは、最近そういった喜びや、宝物となる出会いはありましたか?
タイトルについて・・・服飾のボタンは、ポルトガル語だそうです。