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祈りの場所
皆さまこんにちは、今回のブログ担当の(か)です。
人々が祈る場所からは、なにか特別なものを感じます。
それが神社であれ、教会であれ、小さなほこらであれ。
人々の祈りの中に込められた思いが、その場所に残っているからかもしれません。
祈ることは違えど、祈るということの中に、人を想う気持ちや、
人知を超えた何かへの謙虚さ、感謝が存在していると思います。
祈りや願いなど届かぬものだと以前は思っていましたが、今はそうでもないと感じています。
静かな気持ちで手を合わせる時間は、私にとって自分自身と向き合う時間でもあります。
私の好きな祈りの場所は、近所にあります。
蔵前神社は、こじんまりとした、社殿の屋根がひときわ美しい神社です。
この時期見事なのは、早咲きの濃い桃色の桜と、その後に咲くミモザです。確定申告で日々追われるように過ごして、はっと気づくと満開を見ずにいたという残念な年が多いです。
今年も散った後でした。でも花びらで敷き詰められた地面に、
おおらかに枝を伸ばして立つ、若葉のまじった桜から新しい命を感じます。
ミモザはほぼ満開です。私の背丈の倍ほどもある木全体に、黄色い花が咲き春を告げています。
入口の今月の言葉は「人生に失敗がないと 人生を失敗する」
齋藤茂太の言葉です。最近の色々な失敗を思い出しました。
前向きに捉えること、同じ失敗をしないことと自分を励まします。
神社はあらたまった気持ちになりますが、
通勤途中にある、弥勒菩薩像が祀ってある小さな祠は、近所の人々に大事にされている祈りの場所です。
いつも新しい花がいっぱいに備えられて、それが絶えることはありません。
微笑んでいるようにみえるその石に掘られた弥勒菩薩は、
ちょっと首をかしげて[大丈夫、大丈夫。]と言ってくれているような気がします。
コロナウイルスの影響は今、世界中を震撼とさせています。
祈りとともに、自分自身が正しい情報や、知識に基づいて、
自分自身が感染者かもしれないという想いで、行動を自粛し、出来ることをしていきたいと思っています。
皆様のご健康をお祈りします。